2016年夏季プログラム 開催報告
名古屋大学国際教育交流センターでは、2016年7月7日から21日までの2週間、「名古屋大学短期日本語プログラム(NUSTEP)」を実施しました。2回目の受入れとなった今回は、中国・香港・台湾の協定校から21名の学部生を受入れました。
このプログラムでは、午前に日本語の授業、午後に日本の文化・社会について理解を深めるための活動や、名古屋大学の教育・研究を体験する活動を行います。日本語の授業では、初日のクラス分けテストを踏まえ、全体を2つのクラスに分かれ、自分に合ったレベルで勉強します。クラスは違っても、勉強するトピックは同じで、少しずつ学術的な日本語を身につけていきます。
午後の活動では、専門講義の受講や学内研究施設の見学、着付け・書道体験、トヨタの工場見学、キャリア探求ワークショップ、名古屋大学学生との交流会など、多岐にわたる活動を行いました。また、週末を利用し、9日(土)はフィールドトリップとして岡崎市を、16日(土)は市内視察(希望者のみ)として名古屋城や名古屋市科学館を訪れました。
最終日にはプログラムの総まとめとして、様々な活動を通して深まった「日本」についての自身の考えを、資料などを混じえながら、日本語で発表しました。その中には、日本人であっても知らないことが多く、聴衆として参加していた日本人学生や教員も新たな発見が得られたようです。
プログラム全体を通して、参加学生は、他の参加者や名古屋大学の学生との交流を深めていました。終了時に行ったアンケートによると、全体的に満足した様子がうかがえ、「帰ったらNUSTEPを紹介したい」という声もあがっていました。今後も、このプログラムが学生にとってより実り多きいものになるようにしていきたいと思います。
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