2016年春季プログラム 開催報告
名古屋大学国際教育交流センターでは、2016年2月4日から18日までの2週間、「名古屋大学短期日本語プログラム(NUSTEP)」を実施しました。初回となった今回のプログラムには、10の海外協定校から28名の学生が参加し、短期間ながらも充実した研修を行うことができました。
このプログラムでは、午前に日本語の授業、午後に日本の文化・社会について理解を深めるための活動や、名古屋大学の教育・研究を体験する活動を行います。日本語の授業では、初日のクラス分けテストを踏まえ、全体を2つのクラスに分け、自分に合ったレベルで勉強します。クラスは違っても、勉強するトピックは同じで、少しずつ学術的な日本語を身につけていきます。
午後の活動では、専門講義の受講や学内研究施設の見学、着付け・書道体験、トヨタ産業技術記念館の見学、キャリア探求ワークショップ、名古屋大学学生との交流会など、多岐にわたる活動を行いました。また、週末を利用し、6日(土)は瀬戸・犬山へのフィールドトリップ、13日(土)と14日(日)はホームステイ(希望者のみ)も行いました。
最終日にはプログラムの総まとめとして、上記の活動を通して深まった「日本」についての自身の考えを日本語で発表しました。その内容の深さと堪能な日本語力には、聴衆として参加した名古屋大学の学生やホストファミリーの方々も驚いていました。
プログラム中、参加学生は、様々な国からの参加者や名古屋大学の学生と交流を深め、将来につながるネットワークを形成する上でも貴重な機会となったようです。また、「短期であったが、日本語の運用力が向上した」「将来、名古屋大学の大学院に進学したい」などの声が挙がっていました。
今後も、このプログラムが学生にとってより実り多きものになるようにしていきたいと思います。
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